-
政治
副首都は暮らしをどう守るのか――10月3日公表の指定要件と、先に問うべき費用と実効性
副首都の指定要件案が10月3日に公示された。暮らしを守る効果を左右するのは、指定先の名前より、行政業務の引継ぎ計画、国と自治体の費用分担、訓練による検証だ。 -
政治
「支持しない自治体の道路予算を削った」発言は事実か――簗農水相の音声問題で問われる交付金配分の透明性
簗和生農水相が衆院選で自身を支援しなかった栃木県の2市町について「道路予算を大幅カットした」と語ったとされる音声が出た問題を整理します。国交省は削減への関与を否定していますが、本当に問われているのは、社会資本整備総合交付金の配分がどう決まったかを外から確かめにくいという制度の弱点です。 -
政治
能動的サイバー防御が10月1日に始動――攻撃元サーバーの「無害化」と報告義務で何が変わり、何がまだ変わらないのか
サイバー対処能力強化法の本則が10月1日に施行され、警察・自衛隊による攻撃元サーバーの無害化と、基幹インフラ事業者のインシデント報告義務が始まりました。通信情報の取得はまだ始まっていません。今日から動く部分とまだ動かない部分を分け、電気・通信・金融の利用者と取引先企業にどう影響するかを整理します。 -
政治
「106万円の壁」撤廃と最低賃金1177円が10月に重なる――パートの手取りを分ける線は「週20時間」に移る
2026年10月1日、社会保険の「月額8.8万円(106万円)」の賃金要件が撤廃され、最低賃金も全国平均1,177円へ順次上がります。パートの保険加入を分ける線は年収ではなく「週20時間」になり、保険料調整制度や企業規模要件の縮小、働き控えの行方が次の焦点です。 -
政治
臨時国会は10月5日召集、国勢調査確定値も公表――衆院「比例45減」法案、3度目の審議で問われること
政府は9月29日、臨時国会を10月5日に召集すると与野党に伝えました。同じ日には2025年国勢調査の確定値も公表されています。今国会の焦点の一つは、協議が不調なら比例代表を45議席自動で減らす衆院定数削減法案です。削減そのものの是非より先に、「誰の議席が、どの手続きで減るのか」を整理します。 -
政治
「こどもNISA」10月1日に口座受付開始――長期金利3.1%の逆風下で、家計が先に決めるべきこと
2027年1月に始まる「こどもNISA」の口座開設受付が10月1日から各社で始まる。年60万円・非課税枠600万円という制度設計と、長期金利3.1%・原油100ドル超という環境の両方を踏まえ、どの世帯に効き、どこに課題が残るのかを整理する。 -
政治
沖縄振興予算2897億円と9月30日の知事交代――「3000億円台」復活論が県民の暮らしに届く条件
内閣府の2027年度沖縄関係予算の概算要求は2897億円で、県が求める3000億円台を6年連続で下回った。9月30日に就任する新知事のもとで増額調整が始まるが、暮らしに効くのは総額よりも一括交付金782億円の枠と使い方だ。 -
政治
1ドル157円台と日米財務相会談――10月に切れる電気・ガス補助、家計に効いてくるのはいつか
9月25日夜の日米財務相会談で「円の過小評価は問題」との認識が再確認された。日銀が政策金利を1.25%へ引き上げても円安が止まらない理由と、9月使用分で終わる電気・ガス補助が家計に効いてくる時期を、制度と財源から整理する。 -
政治
防災庁は11月2日発足――「司令塔」ができて、避難所と罹災証明は本当に変わるのか
政府は9月25日の閣議で、災害対応の司令塔となる防災庁を11月2日に発足させることを決めた。勧告権を持つ防災大臣と352人規模の組織が、避難所の環境や罹災証明の手続きにいつ、どこまで効いてくるのかを整理する。 -
政治
概算要求143兆円の正体――国債費5.4兆円増と「金額を書かない防衛費」が家計に返ってくる道筋
令和9年度の概算要求は143兆656億円と4年連続で過去最大。増加分の最大要因は政策の拡大ではなく、金利上昇で5兆3,628億円膨らむ国債費で、防衛費は年末の安保3文書改定を待つ「事項要求」のまま空欄が残る。年末の予算案閣議決定までに何が削られ、燃料補助や社会保障がどう動くのかを整理する。